【Ethereum】ERC規格メモ(移植)
ERC721とERC20, ERC223の比較
Ethereum RFC(Request for Comment) - ERC
番号は規格の番号(?)らしい
それぞれのERC規格は数字が大きい=アップデートではなく、異なる数字は異なる機能面での拡張ととらえた方がわかりやすい。
■ERC20
Ethereumのスマートコントラクトの共通規格
2014/07のローンチ以来最も多く使われている
■ERC223
スマートコントラクトの規格の一つ
2017/03/05に新たに誕生
-ERC20と比較して、送金に必要なGASが少ない
-送金先のアドレスを間違えても、確認後にトランザクションが行われるので、GOXする心配がない
tokencallbackと呼ばれる機能を実装している。ERC20の規格外でコントラクトで裁けないトークンが送られてきたとき、これを送信者に送り返す。
■ERC721
スマートコントラクトの規格の一つ
2017/09/20に新たに誕生
ERC223はERC20の問題を解決したが、ERC721は別方向にこれを発展させた。
-NFT(Non-Fungible Token-代替不可能なトークン)を扱うことができる。
-本来であれば通貨は、『価値保存』、『価値の尺度』、『交換の手段』であるので、例えば1000円でも他の1000円と代替が可能
■ERC721の用途
主にDappsゲーム上のトークンとして利用される。
例:CryptoKittiesなど
ゲーム内の猫は育成・交配などをさせて遺伝情報を継承していく
このため、ERC20やERC223ではプレーヤー独自の猫やモンスターにならない
NFTを扱うことのできるERC721を使うことで世界に一匹のモンスター的なものが作れる。
Dappsゲーム産業にとって非常に有望でありがたい規格
-価値はそれぞれのトークンが持つ希少性や独自性によって左右される。
■互換性について
これらは同一のイーサウォレットで管理することができる。
■問題解決
-マーケットプレイスの透明性を確保
-様々なものに応用が可能